母なる大地の子どもたち


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文化バージョン

三木市、豊川市、東京都葛飾区で披露された演目です。

I. 山間民族の祝祭

ルソン島北部の山間部コーディリェラ地方の民族は、人生の節目(誕生や婚約前の交際や結婚、 紛争や和解、そして死でさえも)を「祝福」します。これらの「祝福」は、風の猛威や魂の 開放を象徴し、大部分はガンサ(管楽器)の音楽で構成されています。

1.タジォク Tajok
ルソン島カリンガ州の伝統的な踊りで、竹の楽器でリズミカルに演奏されます。
2.ラグラグサカン Ragragsakan
カリンガ州の踊りで、取れたての野菜を籠に盛り踊るなど、祝宴の準備を表現します。
3.イドゥドゥ Idudu
ルソン島アブラ州に伝承される踊りです。お父さんとお母さんが、お米を作りながら、 交代で赤ん坊をあやす様子を表現した踊りです。
4.インバヤ Imbaya
ルソン島コーディリェラ州イフガオの壮大な棚田は、1995年、ユネスコより 世界遺産の指定を受けました。イフガオ族が2000年にもわたり築きあげた棚田の豊作 を祝うときに踊る踊りです。

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II. 西洋からの風

剣や十字架など、西洋文化は16世紀にフィリピンに伝わりました。16世紀以降、 西洋の伝統的な8つのダンススタイルが伝搬し、一部現地固有のステップと融合しながら、 新しいフィリピンのダンスとして現代に伝承されています。

5.ダラガン・ピリピーナ Dalagang Pilipina
本当のフィリピン女性の性格や特徴について説明する歌。
6.ポルカバル Polkabal
スペイン風のポルカダンスで、結婚式に出席した若者たちが花嫁の到着を待つ時に踊ります。
7.パセオ・デ・イロイロ Paseo de Ilo-Ilo
スペインのアンダルシア地方から伝わった踊りで、男性は、女性たちに踊りを競わせます。
8.ランセロス・デ・タヤバス Lanceros de Tayabas
高貴な紳士や女性たちが、宮殿の大きな舞踏会などで踊る全国的に知られた踊りです。
9.ラ・ホタ・マニレナ La Jota Manileña
フィリピンの独立を祝った、フィリピン風スペイン音楽と踊りのうちの1つ。 独立を祝いに来た将軍は、従来のスペインのカスタネットに代え、細長い竹のカスタネットで踊ったそうです。

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III. ミンダナオのタペストリー

フィリピンの南の島は、中近東、マレーシアやインドネシアにあるイスラムの国々に似た文化や伝統があるイスラム教徒の本拠地です。 ミンダナオ地方には、スルーやボルネオなど、交通の要衝として何世紀もの間栄えた港街を通じて、沢山の音楽や踊りが伝わってきました。 現在のスルーの音楽と踊りはスルー王国の文化的影響が強かった事の証拠といえます。

10.カリアラ Kariala
ミンダナオ島のエキゾチックな6つの少数民族が壮観なパレードを行う時の踊りです。
11.サガヤン Sagayan
 
ミンダナオ島のマギンダナオ族の踊りで、戦士は良い運命を歓迎して悪魔を追い払おうと飛んだり、跳ねたりします。
12.キナクラガン Kinakulangan
マラナオ族の結婚式。複雑な模様のビーズが施された傘と、マラナオ族の女性たちの「キニキニ」と呼ばれる歩き方がこのダンスの特徴です。
13.ブロング・タロ Burong-Talo
ホロ島で軍とタウスウ族との激しい戦闘中に、島の中に足留めされたマレーシア人によって伝えられた、鷹と猫の戦いを模倣した軍の芸術舞曲です。
14.ペンドゥラス Pindulas
ミンダナオ島バシラン州のヤカン族の前婚礼の踊りで、腕の波打つような動きは海の波や色とりどりの帆を表わしています。
15.シンキル Singkil
14世紀のマラナオの叙事詩に基づいた踊りです。森で王女が蝶とたわむれている時、突然地震が起き、王女が危険にさらされるが、王子が現れ王女を救い出すという物語です。

休憩 INTERMISSION

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IV. 知られざる少数民族

今でも多くの少数民族の人々が、険しい山奥の森の中で生活しています。彼らは自然を神と崇め、心にはその神々の存在を宿しています。
「風の神」や「火の神」は、彼らの生活や文化に影響を与えました。その偉大な神は、パグパガヨックと呼ばれています。

16.ギン・ウム Gin-um
孵化したばかりの子鷲は、非常に強い風に向かって翼を羽ばたかせます。 勇士がまじない師の力を借りてその子鷲のように羽ばたきます 、右の盾は翼としての役目を果たし、強い風を乗り越え、飛び立ったとき、勇士は勝利の宣言をします。

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V. 農村や漁村のフェスタ

少なくても1年に1度、静かな村がカラフルな装飾や音楽でにぎわいます。それがフェスタです。 いまもフェスタでは、昔からの伝統を守り、沢山のご馳走が振る舞われ、脈動する音楽やすばらしい踊り、終わりの無い陽気な笑い声で満ちています。

17.ハラナ Harana
月夜のセレナーデ。
18.パンダンゴ・サ・イラウ・アット・オアシワス Pandanggo sa Ilaw at Oasiwas
カラフルなスカーフに包まれた灯りは、パンガシナン地方行きの漁師に標識として使用されています。灯りのついたコップを頭の上と手の上に乗せて巧みに踊ります。
19.バランバン Balamban
カガヤン・バレー地方ヨガッド族の、トビウオの真似をした踊りです。
20.パシグイン Pasiguin
パナイ島アクラン州の踊り。色彩豊かな魚を網で捕まえようとするが、なかなか捕まりません。可愛い娘さんを捕まえることの難しさを象徴した踊りです。
21.ラパイ・バンティック Lapay Bantigue
カモメの踊りを通して、母なる大地に居住する人や繁茂した枝葉を描写します。
22.ギタラ Guitara
ビサヤ地方セブの踊りで、上手なギタリストは、ブリッジをしながら曲を演奏します。
23.マグララテック Maglalatik
半裸の男性の身体に付けられたゴムのベルトには、ココナッツの殻が結わえられています。 ロンダリアといわれる弦楽器の演奏にシンコペーションのリズムを加え、ココナッツの殻と殻がリズミカルに響くダイナミックな踊りです。この踊りは戦いを模した踊りで、男性の敏捷さを表現しています。
24.カラパティ Kalapati
イロコス地方のハトを模倣した踊りで、母親のハトが子バトに優しくささやくさまを表現しています。
25.サボン/インダイ Sabong/ Inday
闘鶏をコミカルに表現します。
26.ビナスアン Binasuan
パンガシナン地方の椰子酒の収穫のお祭りで、頭の上と、両手においたグラスに椰子酒を注ぎ、こぼさないようにバランスをとりながら踊ります。
27.ティニクリング Tinikling
フィリピン舞踊の中でも最も有名なもの。この舞踊は、人々の陽気さを表しています。踊り手は、素早く叩き合わせられる竹竿の間を、素早く動いて出たり入ったりします。 これは長い足の鳥‘ティニクリング‘が、稲畑に仕掛けられた竹の罠を上手く避けようとする姿を真似したもので、飛び跳ねたり頭を振ったりと激しい踊りです。


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