ライズエイジア

2005.Dec

■2005年12月号:1/4

またまた発行がおくれてしまいました。冒頭からお詫びの言葉です。本当に申し訳ございません。今号では発行が大幅に遅れた理由も含めて、ライズエイジアの新しい体制についてご報告させていただきます。

さてこの10月、創立から10周年を迎えたライズエイジアに大きな転機が訪れました。ライズエイジア創立からフィリピン駐在ディレクターとして現地コーディネイトや支援事業を行ってきたTOSHI上田君が、急遽10月に帰国いたしました。(事後報告となりましたこと深くお詫びいたします)
去る7月から、TOSHI上田君、現地パートナー代表、理事会により話し合いを続けてきた「駐在ディレクター帰国=現地駐在員の撤退」問題について、9月15日に開催された理事会において「TOSHI上田君の帰国=現地駐在員撤退」を承認するとともに、現地駐在員撤退後の現地活動体制の再構築のために、ライズエイジア東京代表が現地を訪問し現地パートナーや関係機関と協議を行うことを決定いたしました。

理事会の決定を受け、10月11日から1週間私・桑原がマニラを訪問し、TOSHIとともに現地パートナー代表であるベン神父、TAOファンディーション等の現地NPOとの協議、そして駐フィリピン日本大使館、ご支援ご協力いただいている現地企業等へのご挨拶回りを行ってきました。
現地パートナーや現地協力者からは、駐在員撤退のご了解とともに、継続して、現在進めている共同事業や調査のスムースな遂行と運営を行うことついてご了解をいただきました。討議の中で現地パートナーからは、「なるべく早い時期に現地駐在ディレクターの派遣を再開してほしい」という要望そして、これまでのTOSHI上田君の活動に対する感謝の表明がありました。ライズエイジア東京からは、緊密な連絡体制を保証する「通信連絡費」の提供、私書箱管理等を行う現地連絡員の配置を行うことを提案し、現地パートナーから了承を得ました。また現地視察の際、様々な便宜を頂戴していたヘリテージホテル(THE HERITAGE HOTEL MANILA)や旅行代理店さんからも変わらぬご協力をいただけるとのお返事をいただきました。

現地駐在員撤退に伴い、会員の皆様にはご心配とご迷惑をおかけすると思いますが、今後も変わらぬご支援とご協力を心よりお願いしたいと思います。
尚、スモーキーマウンテン現地視察やホームステイ等の交流事業を計画されている皆様は、お気軽に、そしてお早めに東京事務所にメールまたは電話にてご連絡ください。TOSHI上田君もスケジュールを調整の上、可能な限り皆様にご同行いたします。

また本号では、スモーキーマウンテン子ども民族舞踊団「母なる大地の子どもたち」2006年日本公演についての現状報告とご協力のお願いも掲載いたしました。
皆様のご支援とご協力をお待ちしております。
良いクリスマスそしてお正月をお迎え下さいますよう、お祈り申し上げます。

(1)TOSHI上田君のフィリピン駐在員退任に至る経過

●2005年7月10日付け、TOSHI上田君より、ライズエイジア東京フィリピン駐在員を退任し、日本に帰国したい旨の要望書がライズエイジア東京理事会宛に提出されました。 その要旨は以下の通りです。

(A)新しいモノに挑戦したい気持ちが大きくなりました

海外青年協力隊としてフィリピンに滞在してから18年、ライズエイジア駐在員としても10年間が経過する中、自分自身の中で最近マンネリ感を感じだしてきました。「母なる大地の子どもたち」支援事業も本年、「愛・地球博公演の成功」等一定の成果を上げることが出来て、一区切り着いたなという感じと、自分自身でも少々の達成感を感じています。現地パートナーの諸団体も、一緒に共同事業をはじめた頃に比べて格段にスキルアップし、自立した活動をはじめるようになりました。10年一区切りといいますが、今、その区切り(時の節目)を活かして、自分自身の環境を変化させたい、新しいモノに挑戦したいという希望を持つに至りました。

(B)日本からもう一度世界を見つめ直したい

18年間に渡るフィリピン生活。最近、日本社会と離れすぎてしまったのではという「感じ」を持つようになりました。日本とフィリピンの国際交流や異文化理解の架け橋を目指していたのに、日本で開催される講  演会やワークショップに参加した際に、最近の日本についてあまりに知らない(理解していない)自分に「ハッ」とする事があります。フィリピンに滞在はじめた当時とは違い、今や、インターネット等の充実により、リアルタイムにそして詳細な日本の情報が手にはいるのに、やはり長期間日本で暮らしていないからなのでしょうか・・・。しばらく日本で、同年代の人と同じように、仕事しながら、家族問題とか教育問題とかリアルに感じ考えながら、もう一度日本から世界を見つめ直したいと感じるようになりました。

(C)環境問題についてより深い学習を行いたい

具体的には、スモーキーマウンテンでの活動を今後より深めていくために、環境問題、特に都市に於けるゴミ問題や地球温暖化問題についての知識や活動方法についての学習を深め、スキルアップをはかりたいと考えています。今後スモーキーマウンテンで支援活動を行うなら、貧困問題(児童労働問題も含む)と環境問題両方の視点(そして両方の問題に共通する教育問題)に対する知識と活動方針をしっかりと持つべきだと思います。一度日本に戻り、環境問題に取り組んでいる運動体(NGOまたはNPO)に就職し学習できればと希望しています。

(D)ライズエイジアのディレクターとして活動は継続します

日本に戻っても、ライズエイジアのディレクターとして状況に応じてフィリピンに出張し会員のみなさんの活動をサポートさせて頂きます。現地パートナーとの定時連絡等のディレクター業務は継続させて頂きたいと思います。そして新しい視点から、現地パートナーに対するアドバイス提案等を行っていきたいと思っています。また日本国内での活動を通じて、今以上にライズエイジア新会員の拡大や経営基盤の安定に寄与出来るのではとも考えています。

以上のような理由により、ライズエイジアフィリピン駐在ディレクターを退任し、新しい役割の中でライズエイジアの活動に参加したく要望書を提出いたします。
よろしくご検討下さい。