ライズエイジア

2004.Apr

■2004年4月号:1/1

Toshiのフィリピンレポート(全1ページ)

■スモーキーマウンテン仮設住宅から本住宅への引っ越し遅れる

昨年12月から始まった、スモーキーマウンテン仮設住宅から本住宅への引っ越しは、本年3月終了予定でしたが、5月末に延期になりました。理由は定かではありませんが、3月現在、3月に引っ越す予定だった住民に引っ越し許可の通達が届いていないため、引っ越しが中断しています。一部では、5月の大統領選挙が終わるまで、本住宅を管理する役所が忙しいからだと言われています。


▲すっかり街らしくなった本住宅

既に引っ越しを終了した住民からは、トイレ・バスルームがあり清潔なのでとても良いとのコメントが多く、とても評判が良いようです。確かに、本住宅は清潔で格段に生活環境が良くなっています。

この状況が続けば、乳児の死亡率も減少すると思われます。ただ問題は、本住宅に入居できる人々は、家族の中に定期収入がある人がいることが条件で、ゴミ拾いだけで生計をたてている仮設住宅住民は定期収入があると認められず、本住宅への入居は拒否されている点にあります。

定期収入がなく、仮設住宅に残される約2,000世帯の人々はどうなるのでしょうか?

現状では、行政からはなんの計画も示されていません、仮設住宅が閉鎖されるという噂のみが飛び交い、住民には不安が拡がっています。実際、本住宅に引っ越しした住民が住んでいた仮設住宅棟は荒廃しはじめています。
これからはより住民と話し合いながら、分極化が進み出したスモーキーマウンテンでの活動を考えていかなければならないと考えます。
また本住宅の住民にも、毎日水道代10ペソと毎月の家賃を払い続けなければならず、定期収入が途絶えた場合に、行政がどのような対応をとるのかも不明確なため、一抹の不安があるようです。全ての引っ越しが終了した後、行政から公平で明確な入居規則等が発表されることが望まれます。

TOSHIのフィリピンレポート vol.2

■汚職大国?フィリピン

3月25日、世界各国の汚職状況を調査・監視している非政府組織「トランスパレンシー・インターナショナル」(本部ベルリン)が発行した、2004年度\世界の汚職報告書」で、世界の腐敗元首上位10人が発表されました。選出の規準は、元首在任中の不正蓄財の額が多い順で、トップはインドネシアのスハルト元大統領。そしてフィリピンからは、マルコス元大統領(二位)とエストラーダ前大統領(十位)の二人が選ばれてしまいました。一国で二人がランクインしたのはフィリピンだけです。この報告書に対してエストラーダ前大統領は、名誉毀損で訴えると言ってるそうです。恥の上塗りにならないように・・ちょっと心配です。